日本の家は世界最高の家?
20年程前まで私は日本の家は世界最高水準の家だと思っていました。
ところがと国土交通省の白書によると
「日本の住宅の建て替えサイクル(住宅寿命)は約30年、アメリカは103年、イギリスは141年」
財務省の建物耐用年数表によると木造住宅の耐用年数は22年。世界最高の車がつくれる日本は、世界でも寿命の短い家をつくる国でした。
オーストリアで出会った、心豊かな家。
オーストリア ザルツブルグのモーツァルトの生家にいったときのことです。映画「サウンド オブ ミュージック」 の舞台にもなった素敵な旧市街の街並み 美しい自然の中で人々のくらす物語そこの当時のままの建物に多くの人が住んでいたことに驚きました。 住人の皆さんは建物を自慢していました。飽きずに長く住める家が作れない日本。心と家族が豊かになる家をつくりたい。それがVie houseの原点です。
本当の豊かさを求めて。
Vie Houseの誕生。
株式会社Vie Houseは2008年5月2日に設立いたしました。“Vie”はフランス語で生命を表しています。
20年前。当時私は土木工事を本業としていました。橋、河川、道路、工業団地、上下水道、公園。
北海道から米軍の基地まで、さまざまな土木工事に携わっていました。
父親が建築関係を行っていたこともあり、将来建築をやりたいという気持ちは
幼少からもっており、20代後半より建築工事に携わりました。一級建築士を取得し、福祉施設、住宅、店舗、マンション、さまざまな建築にかかわっていくうちに、
ある疑問が湧いてきました。
土木では「鉄、木、石、コンクリート」という本物の素材を使うのに、建築では洋風、レンガ風、塗壁風、○○風という建材がとても多いのです。
それらの素材(新建材)は完成後美しい劣化の仕方をしないことにも、気づきました。
本物の家をつくり、豊かなくらしをしたい。私と共感してくださる方と共に、株式会社Vie houseを設立しました。 リーマンショックもあり、なんでこの時期に設立するの?と言われましたが、夢をかなえる為には、会社設立が必要でした。
快適な性能や健康に留意した建築素材をドイツ・スイス・米国など海外と日本にて学び、現代の建築が抱える問題を時代に即した対応をすることを会社の目標としています。
家と、健康、生活、幸福感は直結するものと考え、社名の由来としました。